宮崎県串間市の都井岬へ行ってきました。都井岬といえば御崎馬と呼ばれる野生の馬が見れる場所として有名ですね。今回は都井岬と御崎馬について見どころと楽しみ方をレポートします。
都井岬の御崎馬は天然記念物なんだって!!
宮崎県日南海岸国定公園の都井岬には野生馬がいます。都井岬にいるこのお馬さんたちが御崎馬です。御崎馬は今から2000年前に中国大陸から導入されました。その後江戸時代に高鍋藩秋月家によって設置された藩営牧場(現串間市を中心に7か所あった)で軍馬として生産されるようになりました。
このうちの1つが御崎牧場でほとんど人手を加えないで野生に近い状態で飼育されてきました。そういった歴史もあり昭和28年に都井岬にいるお馬さんは純粋な日本在来馬として天然記念物に指定されました。
大事なのでもう1回書きますね。「都井岬にいるお馬さんは天然記念物なんだって!!」
とっても可愛い都井岬のお馬さんの特徴を解説するよ♪
体高が130㎝くらい、体重300キロ前後と見た目は小柄だけれどずっしりとした印象でサラブレットとは違う野生感たっぷりの風貌です。よく見る一般的な馬よりもだいぶサイズは小さいですがそれでも近くで見ると迫力があります。たてがみがショートモヒカンっぽくて可愛い♪
御崎馬の社会は特徴的で動物園などの飼育馬とは異なる生態を持っています。ライオンみたいにプライド(1頭の雄馬に数頭の雌馬とその子馬で構成されたグループ)を作ります。
しかしその雄馬も力が衰えた頃にはグループ内の雌馬が1頭また1頭と去っていきやがては雄馬自分だけになり自然に帰っていくそうです。なんとも切ない。。。
都井岬からみる絶景とお馬さんたちに心が癒されました
都井岬は南九州最東南端に位置しそこから見渡せる景色は息をのむほど壮大で絶景です!!
お天気のいい日であれば青空とどこまでも続く日向灘の水平線、青々とした芝生のコントラスが感動を生んでくれます。この日は雲ひとつない快晴だったのでほんと気持ちよかったです。自然の美しさって凄い!!
同じ青でも空の青さが違う。お馬さんたちは小高い丘の上にいたり道路を横切ったりして自由に過ごしています。
お馬さんたちは走ったり休んだりすることなくひたすら草を食べて過ごしていました。野生なので気性が荒いのかと思っていましたがゆったりとしていてその姿にまた癒されました。
人間を警戒している様子はないのでわりと近くで観察することができますが、野生なのでむやみに近づきすぎたり触ったりするのは厳禁です。てか、天然記念物ですから!!
馬の視界は350度もあり広く後方まで見えているらしいので後ろから近づかないようにしてください。事前に注意事項が書かれたパンフレットをもらっているにも関わらず実際この日も馬を触っている人たちがいました。
観光で来て自分だけはいいよねっていう自己勝手は許されません!!餌やりなども禁止です。ルールを守って天然記念物になっている野生馬そのままを保護していくことが大切だと思います。
都井岬のまとめ
ずんぐりむっくりした姿と優しい瞳が特徴のお馬さんにただただ癒されました。都井岬ビジターセンター内で馬の歴史などについての展示品を見ることができたり、散策できる遊歩道もあるのでハイキングにもおすすめしたい場所です。
都井岬に入る入口には駒止の門と呼ばれる入場ゲートがあります。お馬さんが出て行かない様にする門でもありますが、このゲートで入場料400円を支払いました。(車1台分です)貴重な環境を守るためには相当な維持費がかかるはずです。400円の価値はありますよ♪
都井岬についてもっと調べたい方は串間市観光物産協会のHPをご覧ください。
都井岬
宮崎県串間市大字大納
料金400円(2017.11月時点)